スーパーカブ50で巡る遠州の寺社・史跡

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原付の任意保険はバイク保険とファミリーバイク特約、どちらがいい?

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こんにちは、シンです。

今回スーパーカブ50に乗るにあたって、私は自動車任意保険のオプションである「ファミリーバイク特約」を申し込みました。

自賠責保険だけでは不安

自賠責保険料

自動四輪と同じく原付含め自動二輪も自賠責保険 (自動車損害賠償責任保険) は法律によって強制加入が義務付けられています。
自賠責保険料は下表の通りです。

確実に乗るのが1年未満であれば12ヶ月 (1年) 契約でいいですが、それ以上乗るのであれば複数年契約が断然お得です。
しかし途中でバイクを手放すことになっても残り期間分の払い戻しはされないとこに留意しましょう。

私は乗り続けたいと思っているので迷わず60ヶ月 (5年) を選びました。

5年分の保険料を納めた証

自賠責保険切れに注意

自動四輪および250cc超のバイクに関しては車検制度のおかげで自賠責保険の更新忘れは起きません (起きるとしたら車検切れ放置の場合) 。
しかし250cc以下のバイクには車検制度がないので、自賠責保険が切れないように自分で手続きをする必要があります。

もし期限切れを放置すると未加入と判断され、以下の罰則を受けます。

  • 1年以下の懲役、または50万円以下の罰金
  • 違反点数6点、免許停止処分等

違反点数6点ということは一発免停 (30日) になりますし、それ以前にも違反点数を受けていればさらに免停期間が延びる可能性があります。
くれぐれも更新忘れがないように注意しましょう。

自賠責保険の補償内容

自賠責保険はバイクを運転していて他人を死傷させた場合の人身事故による損害のみ補償対象としていて、物損事故や自分 (および搭乗者) の傷害は補償の対象外となります。
支払われる保険金は下表の通りです。

これは最高額の場合であって、これより (かなり) 低い事がほとんどです。
判決で言い渡された賠償金額の差額分は加害者が払うことになります。
事故を起こさない安全運転や交通ルールの遵守が一番大事ですが、その万が一を起こした場合に安心できるための保険がこれですから、任意保険加入が重要となってきます。

できれば人様に対する補償は自賠責保険、自分に対しては任意保険、と分けた方がいいと思うんですけどね。
自賠責保険料は高くなりますが、それが支払えない = 事故を起こしても賠償能力がない ですから、自動車を運転する資質はないと判断して差し支えないのではないでしょうか。

自動二輪の任意保険加入割合は低い

ということでスーパーカブ50 のために任意保険に加入しないとね、と思って調べたら自動二輪の任意保険加入割合が低いということを知りました。

調査会社によって異なるものの自動四輪での任意保険加入割合が75〜90%なのに対して、自動二輪では40〜45%と約半分です。
街を走るバイクの2台に1台以上は任意保険未加入者とは・・・。
自動四輪でも10台に1〜2台が未加入というのも驚きですが。

これは保険会社が事故を起こしやすい自動二輪の保険を扱わなかった、という事情も関連してきます。
現に私が加入しているソニー損保では今でも自動二輪の任意保険を扱っていません。
そして事故を起こしやすいということは保険料が高くなる、ということです。
だから敬遠されるわけですね。
だからこそ自賠責保険で対人補償を厚くした方がいいと思うわけです。

任意保険とファミリーバイク特約の違い

自動四輪の任意保険に加入している人であれば、その保険の特約にファミリーバイク特約があると思います。
ファミリーバイク特約は契約者とその家族が125cc以下のバイク (原付) を運転中の事故に対する補償となります。
125cc超のバイクを運転するなら任意保険しか選択肢はありませんが、原付であれば任意保険とファミリーバイク特約の2つから選ぶ事ができます。

では任意保険とファミリーバイク特約の違いは何でしょう?
簡単にまとめるとこんな感じです。

ファミリーバイク特約のメリット・デメリット

ファミリーバイク特約のメリット

対象車は乗った原付

任意保険であれば特定の車両、運転する人および年齢を限定して保険契約しますが、ファミリーバイク特約では125cc以下の原付であれば台数制限がないので複数台所有していても車両ごとに契約する必要がなく、なんなら友人から借りた原付も対象となります。
つまり乗った原付が対象となります。
買い替えのたびに手続きする必要もないので楽ですね。

家族なら誰でも対象、年齢関係なし

年齢制限に関してまず対象となる人ですが、同居に関係なく家族全員が対象になります (婚姻した子は対象外) 。
契約中の自動車任意保険で○○歳以上と年齢制限を設定していても、ファミリーバイク特約は年齢制限がありません。

保険を使っても主契約の等級に影響なし

もし原付運転中に事故を起こして保険を使用した場合、任意保険では当然等級が下がります (つまり翌年以降の保険料が上がる) が、ファミリーバイク特約では主保険の等級が下がることはありません。

基本的に任意保険より安い

ファミリーバイク特約は等級による保険料の変動はなく一定です。
基本的に任意保険より保険料は安いのがメリットですが、場合によっては高くなることもあります。

ファミリーバイク特約のデメリット

搭乗者保険は選択できない

搭乗者傷害に関しては任意保険で人身障害補償を選択した場合にオプション選択できる項目です。
任意保険では選択できるのに対してファミリーバイク特約では選ぶことはできません。
ただし2人乗りが禁止されている50cc以下の原付なら搭乗者傷害の有無は影響しません。

車両保険には加入できない

ファミリーバイク特約には車両保険が存在せず、また主契約で車両保険を選択していても原付は対象外です。
なのでもし自損事故を起こしてバイクの修理が必要となった場合はすべて自腹となります。
とは言っても原付自体それほど高いものではなく、修理代がとんでもなく高額になることはないでしょう (その場合は買い替えという選択肢も) 。

主保険のロードサービスが受けられない

多くの任意保険ではロードサービスが付帯していますが、ファミリーバイク特約では主保険に付帯するロードサービスを受ける事ができません。
遠方でレッカー移動が必要となった場合は高額請求になる可能性があります。

なおJAFに加入していれば原付でもロードサービスを受ける事ができます。

等級による割引がなく、場合によっては高くなるケースも

メリットで保険料が安いと書きましたが等級による割引はありません。
なので後述するファミリーバイク特約でも補償の厚い人身傷害型を選択した場合、契約期間によっては任意保険より高くなるケースがあります。

ファミリーバイク特約の自損傷害型と人身傷害型の違い

ではファミリーバイク特約の自損傷害型と人身傷害型の違いは何でしょう?
私が加入しているソニー損保ではこのようになっています。

ひとつ注意すべきことは対人賠償保険、対物賠償保険、人身傷害保険は主保険に基づくということです。
仮に主保険が対物賠償保険1,000万円としていたらファミリーバイク特約でも補償されるのは1,000万円までです。
なので主保険で人身傷害保険を選択していない場合はファミリーバイク特約の人身傷害型は選ぶことができません。

人身傷害型は保険料が高め

補償が手厚い人身傷害型は安心ではありますが、その分保険料も上がります。
見積もり計算をして自損傷害型と人身傷害型の金額を出してみたところ、私の場合このような金額になりました。

  • 自損傷害型 ¥8,040
  • 人身傷害型 ¥24,480

3倍くらい違いますね。

ちなみにソニー損保では取り扱っていないので他の保険会社のバイク任意保険の見積もりを出したところ、対人・対物無制限の6G等級で¥33,490 (インターネット割引込) でした。
それなら人身傷害型の方が安いと思うかもしれませんが、上記バイク任意保険で2年間無事故だった場合3年目の保険料は¥24,000を切ります。
そして無事故を継続して5年目で累積保険料が任意保険のほうが安くなります。
長い目で見たら任意保険のほうがファミリーバイク特約人身傷害型よりお得になります。
繰り返しますが無事故だった場合。

自損傷害型でも悪くはない

長いこと契約すると任意保険料が下がるのは分かりましたが、それでもファミリーバイク特約の自損傷害型よりお得になることはありません。

相手のいる事故を起こした場合、相手への補償 (対人・対物) は自損傷害型も人身傷害型も同じです。
自分への補償は100%自損だった場合または相手が無保険車だった場合、内容に差があるかもしれませんが自損傷害型でも補償を受けられます。

違いがあるのは「その他のケガ・死亡等」です。
相手がいる事故で、相手の保険から受けられる補償からはみ出た治療費の支払いに充てるもの、と考えれば良いでしょうか。
それに関しては加入している生命保険でカバーできると思います。

結論:ファミリーバイク特約に加入

ということで結論は自動四輪の任意保険オプションのファミリーバイク特約に加入しました。
そしてタイプは人身傷害型。
なぜかと言うと・・・間違えたから汗

人身傷害型の見積もり保険料が¥6,210 と安かったのでそのまま契約してしまいましたが、その金額って月割計算された金額だったんですね。
後から年間¥24,480 と知りました。

なので3月に主保険の継続手続きをするときには自損傷害型に下げようと思います。
まあ保険を使わなくて済むように安全運転を心掛けるのが一番大切なことです。

それでは皆さん、Have a nice day !