スーパーカブ50で巡る遠州の寺社・史跡

主に遠州地域の寺社・史跡を巡るカブログです。

カブツーリング #6 @遠州七天狗の寺社 Vol.1 〜秋葉神社上社と秋葉寺里坊千光寺〜

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こんにちは、シンです。

GWの前半は神山カミさんと休みを合わせたので大阪旅行ができました。
しかし後半はカミさんが見事に仕事三昧で子どもの見張り番。
唯一自由に動けた5月4日、この間書いた遠州の七天狗をさっそく巡ってみました。
もちろんスーパーカブ50でね。

って昨日「子どもと過ごす時間を増やさないと」と書いたばかり。

www.mountain-camp-cycling.com

舌の根の乾かぬうちに、と思われるかもしれませんが、新聞記事を見たのは5月5日で出かけたのは5月4日ですからね。
楽しく遊んだ翌日にその記事を読み、バツが悪いなと思ったのは事実です汗

天狗記事はコチラ↓

www.mountain-camp-cycling.com

七天狗を一気に巡ることにした

行く巡り方はいろいろと考えましたが、一山ずつじっくり参拝するのは次の機会として、今回は1日で全部回って来ることにしました。

計画した回る順番は下の地図の通り。

当初の計画

最初の時点で光明寺を素通りしているのは、まだ早い時間で光明寺が開いていなさそうなため。
なので先に秋葉神社上社に向かってから光明寺に向かう計画にしました。

天狗の三尺坊は現在秋葉神社にはおらず、袋井の可睡斎に身を寄せています。
時の権力者の神仏分離令によってそのようになっていますが、三尺坊はやはり秋葉山山頂の印象です。
なので秋葉神社上社と可睡斎の両方に立ち寄ることにしました。

そんな計画を立てましたが実際のルートはコチラです。

実際通ったルート

どこが変わったかというと、秋葉神社神社→光明寺ではなく、秋葉神社上社→秋葉寺里坊千光寺→大光寺となって、光明寺は後に回しました。
理由は後ほど。

寝過ごした・・・

さて5時30分に起きるぞ、とウキウキしながら早寝して、3時30分に目が覚めたまでは良かったのですが、次気付いた時には5時28分。
寝過ごしました。
急いで準備して5時45分に出発。

二俣のファミリーマート天竜二俣東店で朝食。
バナナマフィンでお腹いっぱいになったのであんドーナッツはおやつに。

ラゲッジボックスがテーブル代わりに?

出発時のメーターは2,006km。
ここから終点に設定した奥山半僧坊まで計画では188kmとなっていますが、さてさて何kmのツーリングになるでしょうか。

2,006kmでスタート

そうそう、ここにくる間に2,000km到達だったのでちゃんと写真撮りました。
4ヶ月での達成、このペースなら年間6,000km?
いや、最初の1ヶ月で1,100kmだったので直近3ヶ月は900kmです。
年間4,000kmってところかな。

ちゃんと2,000kmのキリ番も撮影

天竜スーパー林道で秋葉神社上社へ

秋葉神社神社までのルートはコチラ。

ファミリーマート天竜二俣東店から秋葉神社上社まで

二俣からは国道152号を北上し秋葉ダムより南、雲名橋で右折。
この先は秋葉神社上社の参道でもあり天竜スーパー林道でもあります。

参道の入り口を示す大きな灯籠が目印

雲名橋を渡る

スーパー林道の標識

天竜スーパー林道

林道天竜線が正式名称

ここから水窪ダムまでの約53km、中央構造線東側の尾根筋をつなぐ舗装された林道です。
高いところでは標高1,200mほどあり、眺めも良く気持ちの良い道路となっています。
ただ落石や路面の剥がれなど損傷もあり、通行止めになっていることの方が多いです。
天竜スーパー林道ツーリングといきたいところですが、今回は途中まで。
楽しみは今後に取っておきます。

天竜スーパー林道は秋葉神社上社まではとにかく急登続き。
スーパーカブ50は私の体重と荷物では2速走行が限度。
安っぽい唸り声を上げながら登っていきます。
必死で登っていたので道の様子を撮影できませんでした。
次回は必ず。

歩きでは1時間40分かかった場所まで20分かからず到着しました。
たった50cc、されど50cc。

秋葉神社上社第1駐車場の大鳥居
狛犬とはちょっと違うような

秋葉神社上社、西ノ閽の神門

秋葉神社上社は今回の趣旨ではないので到達だけに留めようと思いましたが、やっぱり来たなら参拝したくなります。

駐車場から立派な参道を歩く

前回は東の神門は紹介しましたが西はまだでしたから、今回は西側を紹介。
東は神門だけの表記ですが、西は西ノ閽 (かどもり) の神門と表記されています。
閽とは見慣れない感じですが読み通り門 (かど) を守る、門番という意味です。

見えてきました

すごい立派な門

「閽の神門」の表記、「門番の門」ということですから、門番がいます。
上の写真にも写っていますが分かりますでしょうか?
こちらの門には四神が彫刻されています。

まず入場者を監視するのは玄武と白虎。

玄武 (左) と白虎 (右)

入場したあと背後を監視するのが朱雀と青龍です。

朱雀 (左) と青龍 (右)

三尺坊のお札は置いておらず・・・

金の鳥居まで来ました。
前回は全く見晴らしが聞きませんでしたが、今回はうっすらと市街地を見ることができました。
本当にうっすらと、ですが・・・。

金の鳥居

市街地、見えるかなぁ

今回のツーリングで私は天狗が描かれたお札を集めようと計画していました。
ネットで集めている人の写真を見たら無性に欲しくなりまして。
なのでここにも三尺坊関連のお札が置いてないかな、と淡い期待を抱いていましたが当然置いてありませんでした。
そりゃそうですよね、今は関係を絶ったのですから。

そうなると三尺坊のお札を手に入れるには10〜15分ほど下った秋葉寺に行かないといけないのか。
でもこの後の予定も詰まっているのでその余裕はありません。
つい最近寄ったばかりだし↓

www.mountain-camp-cycling.com

調べてみると秋葉神社下社近くの千光寺という秋葉寺里坊でお札が手に入るとの情報を得ました。
それならそのほうが楽でいい (その発想がダメなのだが汗) 。
そこで当初の計画では次は光明寺でしたが、変更して千光寺に向かうことにしました。
それならば来た道を戻るより、もう少し進んだ先から春野町へ降りたほうが近道なのでそうすることにしました。
これがルート変更の理由です。

記念植樹をしたのはあの有名人

2本の記念樹

普段は気にも留めない記念植樹した人の名前ですが、今回たまたま目にした立札に書いてあったのは二宮和也

二宮和也、だと!?

え?嵐のニノ?
どうも番組ロケでここに来たことがあるようです。
そんな嵐ですが昨日、来年全国ツアーの後に解散すると発表しましたね。
キレイな形で解散したかっただろうし、ファンもそれを望んでいたでしょうが、COVID-19がそれを阻みました。
でもちゃんとファンの前で5人の姿をみせて解散する、嵐って律儀でちゃんと筋通すグループだな、と感じました。

秋葉神社上社から千光寺まで

では秋葉寺の里坊・千光寺へと向かいます。
ルートはこちら。

秋葉神社上社から秋葉寺里坊・千光寺までのルート

それにしても天竜スーパー林道、なんて気持ちのいい道なんだ。
早くツーリング計画を練らなくては。

新緑の木漏れ日がまた美しく

途中でアナグマに遭遇しましたがカメラを出すのが間に合わずシャッターチャンスを逃しました。
かわいかったのになぁ。

秋葉神社上社第1駐車場から一旦北へと向かい、林道阿字山線で春野町久保田へと下ります。

ここから下り坂

登りが急なら当然下りも急で、ずっとエンジンブレーキかけっぱなし。
心配になりました。

下りた先には茶畑、春野町もお茶の産地として有名です。
新茶シーズンが始まりましたからお茶買わないとな。

この季節のお茶畑の風景こそが静岡県のイメージ

日本一大きな天狗のお面

宮川橋を渡ってすぐの春野文化センターに日本一大きな天狗のお面があります。
縦8m、横6m、鼻の高さは4mです。
ここに立ち寄らずして何が天狗ツーリングだ!の思いもあったので、ルート変更して良かったと思いました。

デデン!と登場した巨大な天狗のお面

鼻の高さは4m

こんなに大きい

秋葉神社下社あたりの様子

国道362号を南下し、秋葉神社下社方面へと向かいます。
大天狗の下駄のところ、秋葉橋で曲がります。

大天狗の下駄

桜と登山と、この1ヶ月の間にここら辺に3回来ていますから、もう慣れたものです。
キャンプ場は満員御礼、秋葉山登山の駐車場も満車。
さすがGW。

駐車場は満車

駐車場入り口には小天狗

厳しい山岳修行の末に神通力を宿した山伏が天狗になった、と私は考えています。
そう考えると幼い頃から天狗の姿のこの子は考えと矛盾するんだよなぁ。
生死をかけた戦いを勝ち抜きスーパーサイヤ人に辿り着いた悟空とベジータ、その息子たちがいとも簡単にスパーサイヤ人になれるのと同じ、と考えればいいでしょうか。
まあいいや。

秋葉神社下社を通り過ぎ、右に行くと参道となる分岐のところを左へ進みます。
全面通行止と表示されていますが千光寺までは大丈夫。

この分岐を左に行くと千光寺

千光寺へと向かう急坂は1速じゃないと登れないほどの傾斜、最高速度15km/hで悲鳴のようなエンジン音を響かせて登ります。

右の坂の先に千光寺

秋葉寺里坊・千光寺

里坊とは山寺で厳しい修行を積んだ僧侶が、隠居を機に人里に構えたものです。
クルマで簡単に登れてしまう現代では存在意義も薄いかもしれませんが、徒歩がすべての時代においては貴重な存在だったはずです。

秋葉寺里坊・千光寺

さて千光寺に着いたものの人の気配がありません。
閉ざされた扉の向こうには私が欲している天狗の三尺坊が描かれたお札が。
扉に書かれた電話番号にかけるも反応なし。
諦めるしかないですね。
まあここならキャンプしに行ったついでに寄れるので、またの機会としましょう。

次は春埜山大光寺、山から降りてまた山登りです。
その模様は次回。

それでは皆さん、Have a nice day !